『図説 織田信長の城』(洋泉社MOOK)に、安土城復元CGが大きく掲載されています。VR安土城の紹介記事も。
花園大学 文学部 史学科/文化遺産学科 情報歴史学コースと情報歴史学研究会のためのブログ。コンピュータを利用して歴史学およびその周辺の領域をハッピーにできないかという目的のために日々、教育と研究に右往左往しているが、その途中経過を一部、白日のもとに晒してしまおうという自虐的な試みだったりする。
Tuesday, May 21, 2013
TimeScopeを持ってフィールドワーク
TimeScope|タイムスコープを開発した京都高度技術研究所(ASTEM)さんからiPhoneをお借りして、文化遺産学科の「情報歴史学研究I」という授業で、千本丸太町界隈をフィールドワークした。
TimeScope|タイムスコープは、千本丸太町にかつて存在した平安京大内裏を3次元CGで再現するiPhoneアプリで、VR安土城もこのシステムをベースにしている(安土城CGの製作時には、ASTEMさんにたいへんお世話になりました)。『京都新聞』2010年6月22日の記事「iPhone、歴史遺産をCG再現 京都高度技研がソフト開発」を目にして以来、こういうフィールドワークをやってみたかったが、ようやく実現した次第。フィールドワーク当日、TimeScopeを起動した瞬間に、受講生からは「おおー」という驚きの声があがった。やはり3次元CGの訴求力は大きい。
先の京都新聞の記事では、
研究所は「今はない歴史遺産を仮想空間によみがえらせることで、新たな観光資源に活用できる」(情報事業部)としている。と述べている。今回のフィールドワークでは、復元CGやシステム、インターフェースなどの評価とともに、「観光資源」としての評価についても受講生に考えるよう指示した。小学校の授業で使用するのがよいのではないか、などの意見も出る。次回の授業でディスカッションする予定。
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