Tuesday, February 21, 2012

フィールドワーカーのためのGPS・GIS入門

ちょっと前に出た本だけど、学生におすすめの本です。

GPSやGISについては、マニュアルの多くがカタカナ語オンパレードだったり、概説書には具体的な手順が書いてなかったりで、正直言って、学生が自習する環境は整ってませんでした。しかしこの本は、具体的な事例がたくさん載っていて、GPSやGISを今すぐに使ってみたくなるような内容になっています。情報歴史学だけでなく、文化遺産学科のすべての学生さんに一読してもらいたい本です。

Monday, February 06, 2012

The Programming Historian 1st ed. 日本語訳

前回の投稿から、ずいぶん間があいてしまいました。その間、ひらめき☆ときめきサイエンスとかゼミ遠足とか忘年会とか卒論とか(今年は無事全員提出!)あったのに、報告できなくてすいません。年々投稿数が減ってますが、今年もなんとかいろいろ書いていきたいところです。

さて、カナダのNiCHE (Network in Canadian History & Environment / Nouvelle Initiative Canadienne en Histoire de l'Environnement) ―フランス語が併記されているのがカナダっぽいですな―という団体が公開している歴史研究者向けのプログラミング入門講座 The Programming Historian の日本語訳を、以下のサイトで公開しています。
翻訳にあたっては、原著者の一人、William J. Turkelさんから許可をもらい、後藤先生をはじめ数人の仲間で行いました。まだ翻訳がこなれてないところとかもありますが、原文(英語)も併記していますので、そちらとあわせて読んで頂ければと思います。

使用言語はPython中心です。英語の資料を用いたプログラミング実習となっていますので、すぐに日本史その他に援用することはできませんが、しかし漢文より英語などを処理する方が数倍簡単なのでプログラミングの入門としてはこれでいいと思います。いずれ漢文をサンプルにしたものを作れたらいいですね。