最初の訪問地は、四日市市楠歴史民俗資料館。江戸時代から続く庄屋の家を修復・保存し、そのまま展示している。ボランティアの方の熱心な説明に耳を傾けつつ、興味深く拝見する。町家の復元に参加したメンバーが多いので、いろいろ質問したりしつつあっという間に時間が経過。
と思ったら、遊んでるのがいるぞ、おい(笑)
次に訪れたのは、久留倍遺跡。『日本書紀』に出てくる朝明の「郡家」の跡ではないかと言われている。でこちらも地元の方の熱心な運動によって、保存された遺跡である(参考:久留倍遺跡を守ろう!!)。なかなか辿りつけなくて、周辺をぐるぐる回っていたら、地元の人が声をかけてくれた。なんと久留倍遺跡保存会の方で、丁寧に道案内をしてくださった(個人的には、せっかくなので保存運動をされている方の聞き取りなどをしたかったが、スケジュールの都合もあり断念)。
遺跡は、背後に山を背負い、前には伊勢湾が見渡せる絶好のロケーションなのだが、残念ながら伊勢湾岸自動車道が建設されたことで、伊勢湾は見えなくなっていた。もっとも、この自動車道の建設がなければこの遺跡の発掘もなかったわけで(ここには大規模なドライブインか何かが作られる予定だったとのこと)、いつもながら開発と発掘・保存の問題は割り切れない思いがある。
帰りにナガシマスパーランドでちょっと遊んで(私は温泉を堪能)ぐったりして帰る。お疲れさまでしたー。
(※ 次回からもう少し早く計画を立ててくれ。>学生)