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Saturday, June 25, 2011

ゼミ遠足2011 in 四日市

毎年恒例となっている6月の遠足に行ってきた。今年はすでに高取城に行っているので、早くも2回目の遠足である。

最初の訪問地は、四日市市楠歴史民俗資料館。江戸時代から続く庄屋の家を修復・保存し、そのまま展示している。ボランティアの方の熱心な説明に耳を傾けつつ、興味深く拝見する。町家の復元に参加したメンバーが多いので、いろいろ質問したりしつつあっという間に時間が経過。

と思ったら、遊んでるのがいるぞ、おい(笑)

次に訪れたのは、久留倍遺跡。『日本書紀』に出てくる朝明の「郡家」の跡ではないかと言われている。でこちらも地元の方の熱心な運動によって、保存された遺跡である(参考:久留倍遺跡を守ろう!!)。なかなか辿りつけなくて、周辺をぐるぐる回っていたら、地元の人が声をかけてくれた。なんと久留倍遺跡保存会の方で、丁寧に道案内をしてくださった(個人的には、せっかくなので保存運動をされている方の聞き取りなどをしたかったが、スケジュールの都合もあり断念)。

遺跡は、背後に山を背負い、前には伊勢湾が見渡せる絶好のロケーションなのだが、残念ながら伊勢湾岸自動車道が建設されたことで、伊勢湾は見えなくなっていた。もっとも、この自動車道の建設がなければこの遺跡の発掘もなかったわけで(ここには大規模なドライブインか何かが作られる予定だったとのこと)、いつもながら開発と発掘・保存の問題は割り切れない思いがある。

帰りにナガシマスパーランドでちょっと遊んで(私は温泉を堪能)ぐったりして帰る。お疲れさまでしたー。

(※ 次回からもう少し早く計画を立ててくれ。>学生)

Wednesday, October 13, 2010

【ニコニコ動画】京町家ムービー脱落小物

町家復元CGを作る際に、没になった小物たちを供養 (^_^;; するためのムービーがアップされました。近日公開予定のムービー第3弾の予告編もあります。

Wednesday, April 07, 2010

幕末の京町家の復元ムービー(暫定版)公開

2009年度から作っている町家の3DCGのムービーをニコニコ動画で公開してみました。



ご笑覧ください。よろしければコメントもください。

Wednesday, March 31, 2010

今年度の研究会の成果(まだ途中)

2009年度の情報歴史学研究会では、近現代史の松田先生をリーダーに、民俗学・博物館学の明珍先生や美術史の福島先生のグループと共同で、町家の復元の研究を行いました。現在、その研究成果の視覚化として3次元CGを作成しています。

完成にはまだまだ時間が必要そうですが、とりあえず中間報告がてらCGをご披露(テクスチャを貼っていないので、まだ白黒ですが、そのへんはご容赦ください)。まずは全体を通りの方から。
裏庭には蔵が三軒立っています。

玄関から中を覗くとこんな感じ。通り側は商売をやるスペースですので、オープンな感じ。

通りに面した部屋には、お会計用のスペースも(これらの位置はまだ未確定なので仮に置いてあります)。

奥の部屋に行くと、食事を作ったり食べたりするスペース。職住一体の町家ならではです。
障子の向こうに蔵が見えます。一升瓶が置いてありますが、幕末という設定なのでたぶん消去されるでしょう。

Sunday, September 07, 2008

「隠し撮り」の本当の問題

今回の場合、「隠し撮り」が問題だというよりも - 宮本大人のミヤモメモは、所謂“デジタルアーカイブ”を考えるうえでも示唆に富むエントリである。大阪府の橋下知事が、大阪府立国際児童文学館の「実態」を調査するために、私設秘書にビデオカメラを持たせて隠し撮りをした、という話である。

この話を聞いて、ほぼ毎年ゼミで読んでいる新谷尚紀「映像民俗誌論—『芸北神楽民俗誌』とその制作の現場から」(『民俗学の資料論』、吉川弘文館、1999)を思い出した君は鋭い。



この論文では、ビデオなどによる撮影や編集の恣意性の問題――ひっくり返して言えば、カメラに写ったものはありのままの「事実」であると考えてしまう、カメラの透明性の問題――を様々に論じているものである。この論文では「隠し撮り」はむしろ(倫理的に問題があるにせよ)恣意性を排除する方法のひとつとして論じているが、上の宮本氏のエントリでは、隠し撮りであっても撮影者の恣意姓を排除できないことを指摘しており、新谷氏の論文を補強するものであるだろう。

Monday, July 07, 2008

「状況の中で学ぶ」こととデジタルアーカイブ

民俗芸能などの「わざ」をデジタル技術を使って記録したり保存、継承したりしようという試みについては、授業の中で何回か取り上げたことがある。それに関連する記事が『未来心理』vol. 12に掲載されているので、ご紹介。PDFで読めるので、是非読みましょう。 同じ著者、テーマの、次の本もぜひ読んでおきたい。

Tuesday, October 24, 2006

マルチメディアによる民族学

情報歴史学研究室: ベトナムの祖先祭祀の続き。

『国立民族学博物館調査報告』35・大森康宏編<マルチメディアによる民族学>には、コンピュータ技術を使った民族学/民俗学、文化史学、文化財保存科学などの問題が論じられており、興味深い一冊である。末成さんのベトナムの論文も載っているし、江戸文化に関するものもある。

史学科の共同研究室にもあるので、是非読んでほしい。

ベトナムの祖先祭祀

末成道男『ベトナムの祖先祭祀 潮曲の社会生活』(1998年)にはCD-ROMがついている。CD-ROMの内容紹介によると、
フィールド調査で得た映像・文書・その他の資料を「マルティメディアの民族誌」として編集することをめざしたが、時間等の制約もあって実験的な試みにとどまっている。
とのことであるが、現在も模索されているオンライン民族誌のご先祖にあたるとも考えられ、研究史的に興味深いだろう。