Sunday, April 03, 2011

Save MLA!!

連日、東日本大震災のニュースがメディアを賑わしています。被災された方へ心からお見舞いとお悔やみを申し上げるとともに、一刻も早い復旧を願わずにはいられません。

生活必需品やライフライン、医療体制など、人命に関わる救済・支援が今も続いていますが、博物館、美術館、文書館、図書館、大学など、歴史学・文化遺産学に関連する各種施設の復旧もまた大きな問題です。現在、Twitterを中心としてSaveMLAという活動が行われています。我らが後藤真先生も中心メンバーの一人です。

MLAとは(授業で何度も取り上げているので説明するまでもないですが)Museum=博物館・美術館、Library=図書館、Archives=文書館の略称です。近年、インターネットなどを使ったMLA連携なんてのが話題となっており、情報歴史学的にも非常に興味深い研究テーマの一つだったりするのですが、震災のためにそれどころではなくなってしまいました。

これに関連して、やはり後藤先生が関わっている日本史研究会の4月例会(2011年4月23日 13:00〜17:00)が、偶然にも「シンポジウム 大規模自然災害から京都の地域歴史遺産を守る」とのことでびっくりしましたが、今後情報歴史学の知見やデジタルアーカイブの技術が「地域歴史遺産を守る」ことに役立つこともあるでしょう。

学生の皆さん、ボランティアや募金なども大切なことですが、一生懸命勉強、研究することも大切です。現在の大震災には皆さんの知識はほぼ無力ですが、次に何かあった時に(もちろん何もないほうがいいに決まってますけど)皆さんが学んだことが役に立つかもしれません。そのためにも、自分のいる場所でしっかりがんばりましょう。

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