Saturday, June 18, 2011

国立国会図書館データベースフォーラム

7月20日(水)に開催される国会図書館のイベントで、後藤真先生が講演をするそうです。
関西館のデータベースフォーラムでは、当館コンテンツの利用事例報告として、花園大学専任講師の後藤真氏に「日本古代史研究に近代デジタルライブラリーを使う」という講演をしていただく予定です。また、関西館会場では、フォーラムの開催前後に、希望者を対象とする館内見学会を実施いたします(事前申込が必要です)。
入場は無料です。図書館関係者はもとより、ご関心をお持ちのみなさまのご参加をお待ちしています。
興味深いイベントですね。参加できる人はぜひ参加しましょう。

Monday, May 02, 2011

ゼミ遠足 in 高取城址

例年、春の遠足は6月頃と相場が決まっていたのだが、今年は後藤先生と中野渡先生(日本史学科・古代史ゼミ、城好き)とのトップ会談で急遽、4月の遠足が決定した(6月は6月でやる予定なのだが)。筆者(師)は、城については人並みというか、わざわざ出かけて見に行くほどではないので、城好きの行動力はいまいち理解出来ない (^_^;) もっとも、最近、情報歴史学ゼミの遠足は、割と城が多い気がする。
そういえば、城じゃないけど、高山陣屋(2004年11月)にも行ったなぁ。

さて、今回は情報歴史学ゼミ(OB含む)+古代史ゼミ+αで総勢16名の大軍団となった。

自動車で裏手に回れば本丸のすぐ側まで行けるのであるが、日本一の高低差がある山城ということで、城の正面に当たる壺阪山駅から徒歩で本丸を目指す。標高差が400メートル以上の山登りである。なかなかきつい行程だったが、全員無事本丸に到着。
個人的には、話には聞いていたものの、想像以上に立派な石垣の迫力に圧倒された。あと、山内にいくつか寺社があったのを、実見することができたのはよかった(子嶋寺、壺阪寺が近くにあることからもわかるように、このあたりは仏教史的にも興味深い地域)。

今回は山城ということでGPSを持って行った。一昔前のGARMIN GPSmap 60CSxだが、森の中でも数メートル誤差ぐらいで拾ってくれたようだ。デジカメで撮った写真のExifにGPSデータ(緯度経度情報)を一括で埋め込んだら、下の写真のようにiPhotoの「撮影地」モードでずらっとポインタが並んだ。写真の検索にはメタデータが重要なのである。

Wednesday, April 20, 2011

情報歴史学コース全体指導2011&懇親会

毎年恒例の全体指導です(2007年、2008年、2009年、2010年)。毎年3、4回生が中心ですが、今年は大学院生が一人増え、2回生も一人参加してくれたので、いつもより幅広い参加者となりました。大学院生を除くと、今年から文化遺産学科オンリーの体制になります。

昨年もいろいろありましたが、今年度もいろいろイベントがあります。
  • ゼミ旅行(すでに「高取城攻め」が決定しており、6月にも恒例の遠足を計画中)
  • オープンキャンパスなどの学内イベント
  • 情報歴史学研究会(今年は安土城復元CGの仕事がメインになる予定)
  • その他、情報歴史学関連のイベントへの参加
これらに関連して、全体指導でもいろいろアルバイト募集のアナウンスがありました。授業はもちろん大切ですが、これらの課外イベントに参加することで、様々な勉強になります。充実した一年にしたいものです。

その後、円町の居酒屋で懇親会を開きました(写真を撮りそこねた…)。約5時間にわたり、和気藹々とした時間を過ごすことができました。

Sunday, April 17, 2011

緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK-いまわたしたちにできることは」

先日、Save MLA!!というエントリで日本史研究会の「シンポジウム 大規模自然災害から京都の地域歴史遺産を守る」についてご紹介しましたが、同日、東京で以下のようなイベントも開催されます。
残念ながら私はどちらにも参加できませんが、その報告内容については注目したいと思います。文化遺産学科としても何か行動を起こせないか、というような話も出ています。学生の皆さんも「いまわたしたちにできることは」何かを考えてみてください。

Sunday, April 03, 2011

Save MLA!!

連日、東日本大震災のニュースがメディアを賑わしています。被災された方へ心からお見舞いとお悔やみを申し上げるとともに、一刻も早い復旧を願わずにはいられません。

生活必需品やライフライン、医療体制など、人命に関わる救済・支援が今も続いていますが、博物館、美術館、文書館、図書館、大学など、歴史学・文化遺産学に関連する各種施設の復旧もまた大きな問題です。現在、Twitterを中心としてSaveMLAという活動が行われています。我らが後藤真先生も中心メンバーの一人です。

MLAとは(授業で何度も取り上げているので説明するまでもないですが)Museum=博物館・美術館、Library=図書館、Archives=文書館の略称です。近年、インターネットなどを使ったMLA連携なんてのが話題となっており、情報歴史学的にも非常に興味深い研究テーマの一つだったりするのですが、震災のためにそれどころではなくなってしまいました。

これに関連して、やはり後藤先生が関わっている日本史研究会の4月例会(2011年4月23日 13:00〜17:00)が、偶然にも「シンポジウム 大規模自然災害から京都の地域歴史遺産を守る」とのことでびっくりしましたが、今後情報歴史学の知見やデジタルアーカイブの技術が「地域歴史遺産を守る」ことに役立つこともあるでしょう。

学生の皆さん、ボランティアや募金なども大切なことですが、一生懸命勉強、研究することも大切です。現在の大震災には皆さんの知識はほぼ無力ですが、次に何かあった時に(もちろん何もないほうがいいに決まってますけど)皆さんが学んだことが役に立つかもしれません。そのためにも、自分のいる場所でしっかりがんばりましょう。

Friday, March 18, 2011

2010年度学位記授与式

卒業おめでとう!

この学年は、ゼミ登録などの失敗(苦笑)で不本意ゼミ生がたくさんいたりする不安のスタートから、梅忠町プロジェクトなどを経て、恐らくはゼミ史上一、二を争うほどの仲の良い活発なゼミとなりました。ゼミ旅行回数や飲み会も一番多かったと思いますし、夏休み、春休みに毎日のように研究会を開いていたのもいい思い出です。Twitterの方に書きましたが、大震災のことを念頭に、次のようなことを言いました。
ゼミ生に学位記を手交する際、私は「就職が決まっている者は稼げ。決まってない者は就職しろ。大学院に行く者は頭が破裂するぐらい勉強しろ」と言った。乱暴な言い方だが、学長の言葉と重ねて、学生は頷いてくれた。誰もがボランティアになるわけではない。むしろ自分の出来る範囲で全力を尽くせ、と。
卒業生の皆さんが、社会で活躍されることを願っています。

Wednesday, March 09, 2011

ゼミ旅行 in 広島

3月4〜5日、宮島、呉、広島市方面にゼミ旅行にでかけた。いつもこの年のゼミ旅行は、卒論提出お疲れ様といったニュアンスの、卒業旅行的な雰囲気が強く、したがって参加者も4回生以上ばかりであったのだが、今回は2、3回生の参加者もいて、ここ数年の3DCG作成などの研究会活動を通じた結束が感じられた。

10時に全員、新大阪駅に集合して、広島方面へ新幹線で出発。最初の目的地は宮島である。言うまでもなく、日本三景&世界文化遺産の厳島神社を中心とした、見所あふれる場所である。
昼食で牡蠣(うまい!)などに舌鼓を打った後、厳島神社を参拝、宝物館を拝観して、それぞれ自由行動。私(師)は大聖院、千畳閣、要害山などを回ったが、時間があれば弥山を登りたかった。話を聞くと、半分以上が要害山に行ったらしい。戦国時代はやはり人気である。

ホテルは本州側の安芸グランドホテル。予算の割に素晴らしいホテルであった。

二日目はまず、呉市に移動して大和ミュージアムへ。
一昨年のゼミ合宿で靖国神社の遊就館に行った際も、やはり同じような日本の軍事史を中心とした展示を見ることができたのだが、遊就館にはまだいくつか救いがある(というと語弊があるかもしれないが、良かれ悪しかれポジティブな面がある)のに対し、大和ミュージアムはその展示の洗練とは対照的にまるで救いがないのが、見ていてかなり憂鬱であった。いずれも第二次世界大戦で敗北してしょんぼりするのはいっしょなのだが、遊就館はまだ日露戦争という成功体験(もちろん博物館の主観ね)があるのに対して、大和ミュージアムの場合、メインの展示である「最大最強」の戦艦大和が周知のとおりほとんど活躍することなく文字通り海の藻屑と消えたのである。そしてその周辺の展示も、人間魚雷回天や神風特攻隊など、呉で培われた技術の末路としてはあまりにも悲惨すぎるものばかりである。「最大最強」などとミュージアムが胸をはればはるほど、大和の悲惨さは際立つように思われた。悲しい。

その後、広島市へ移動して、自由行動。私は研究会の3DCGメンバーと広島城へ。二の丸の平櫓・多聞櫓・太鼓櫓の内部が公開されていたので、さっそく巻尺で測り出す人たち。
もちろん広島城は一度原爆で失われているので、この櫓も復元ではあるのだが、やはり実物大のものを見るのは勉強になる。さんざんメモを取ったり測ったり写真をとったりした後に天守閣に行ったら、中身が完全に鉄筋コンクリートでできた単なる展示コーナーだったので、がっかりして城を出る。いや、普通は展示を見るべきなのだろうが(それなりに良い展示をしていた)、復元CG脳は鉄筋コンクリートを見ると萎えるのである (^_^;)

その後、急いで広島の定番、原爆ドームを拝む。
いつ見ても、原爆の破壊力の凄まじさに戦慄する。

最後にお好み焼きを食べて、新幹線に乗って解散。お疲れさまでしたー。

Saturday, February 05, 2011

口頭試問終了!

もう昨日(2月4日)になりますが、情報歴史学所属の学生については全員無事?に口頭試問が終わりました(全体としてはまだ半分ぐらいですが)。

副査の先生方からは、様々な貴重なコメントを頂くことができ、何人かの卒論に対しては高い評価をいただくことも出来ました。心から感謝申し上げます。私からもいろいろコメントしましたが、よく出来ている論文にはより鋭い、高度なつっこみが入るものですので、いろいろ言われた人も凹まないように (^_^;;

とりあえずはお疲れさまでした。それぞれの卒論に対するコメントは、いずれこのブログにもアップする予定です。

Thursday, January 13, 2011

卒論全員提出!

昨日、卒論提出〆切日でした。いろいろバタバタありましたが、とりあえず全員、提出できました。何はともあれ、よかったよかった。お疲れさんでした。

これからの予定としては、2月の頭に口頭試問があります。卒論は、提出したら合格ではありません。今しばらくは達成感を味わってもらえればと思いますが、その後は口頭試問に向けた準備(誤字脱字や内容に関する正誤表の作成、わかったつもりになっていることの再確認その他etc…)をしましょう。しばらく時間を置いて読み返してみると、けっこうアラが見つかるものです。

Tuesday, January 11, 2011

謹賀新年&卒論提出〆切直前

あけましておめでとうございます。特に話題もないのですが、ブログのトップがずっと忘年会なのもどうかと思いますので、とりあえず今年最初のエントリです。

もっとも、4回生とその指導教員は、卒論提出〆切日を超えないと新年が来た気がしない、というのが正直なところです。今も、卒論を抱えているゼミ生たちは、明日の〆切を目前にして必死の作業をしているところだと思います。私も次々に送られてくる添削に目を通したり、データベースの作成を手伝ったりして、この三連休も毎日大学に行っていました。

ということで、最後の追い込み、がんばりましょう!

ゼミ室(マルチメディア研究教室)のホワイトボードに貼ってあるもの2点:

Tuesday, December 14, 2010

忘年会 with 創造表現学科モーションキャプチャ・プロジェクト

最近いっしょにいろいろ活動させていただいている、今井先生率いるモーションキャプチャ・プロジェクトの皆さんと合同で忘年会を行いました。

この時期、卒論が山場を迎えつつあるということで、忘年会ってしたことがないんですが、今年は急に話が持ち上がって急に忘年会をすることになりました。今回は今井先生にもご参加頂いて、大人の話 (^_^;; もできましたし、各テーブルいろいろ交流があったようです。

Wednesday, December 01, 2010

朝日新聞で紹介(と言っても名前は出ていない)

情報歴史学研究室: 平城宮跡資料館でポスター展示で紹介したように、現在平城宮跡資料館で情報歴史学研究室の町家復元CGのポスターが展示されていますが、そのことが朝日新聞にちょろっと紹介されたようです。
たぶんこの記事はそのうちネットでは読めなくなりますが、この中で言われている、
25の大学や研究機関による測量の最先端の研究成果をコンピューター・グラフィックスなどで紹介したり、測量機器を実際に使ったりできるコーナーもある。
の「25の大学や研究機関」のひとつがうちです。記事を読んだら、ますます現地に行かねば!という気になりました。

Wednesday, November 24, 2010

平城宮跡資料館でポスター展示

11月26日から来年の1月16日まで、平城宮跡資料館で、町家復元CGについてポスター展示「京町家の3次元CG復元による史料批判と問題発見」を行います。

他の大学からも似たような展示があるそうですので、時間がある学生はぜひ。私もぜひ行きたいと思っています。奈文研からチラシが届いているので、ゼミの時間にでも配りますね。

Thursday, November 11, 2010

ゼミ旅行@奈良

昨日、後藤先生主催のゼミ旅行@奈良が決行されたようです。私(師)は事情により参加できませんでしたが、奈良時代・正倉院文書が専門の後藤先生が、東大寺(というより正倉院)や奈良博の正倉院展、そして平城宮跡を解説してくれるのですから、これはぜひいっしょに行きたかったですね、残念。後藤先生のTwitterでのつぶやきはこちら:

後藤先生は「情報歴史学に直接ヒットかと言われると少し(⌒-⌒; )」なんて謙遜してますが、生の史料に触れたり現場に足を運ぶことは情報歴史学でもとても大事なことだと思います。というかうちのゼミ生は、器用にコンピュータばかりで話を済ませようとする傾向があるので、もっと積極的にいろんなところに出かけて欲しいものです。その蓄積が、情報工学から人文学にアプローチしている研究者にはない、我々の柱となっていくでしょう(逆に我々は、理系の研究者の技術力にはなかなか及ばないわけですから)。

後藤先生も言っていますが、最近研究室で取り組んでいる「復元」や、復元した成果を観光などに利用するという問題について、平城宮跡はいろいろ考えるヒントを与えてくれると思います。
あー、でも、かっこいいね (^_^;;

この後、京都で飲み会をしたとのこと。何はともあれお疲れさまでした。

Wednesday, November 03, 2010

ゼミ飲み with 創造表現学科モーションキャプチャ・プロジェクト

昨日、創造表現学科のモーションキャプチャ・プロジェクト(今井隆介先生のゼミ)の皆さんと宴会をしてきました(写真がボケボケですいません)。ちょうどお店で日本シリーズ第3戦を流していて、そこに花園大学の看板が映ったりしたのもあって、大変楽しい飲み会になりました(その後のカラオケはどうなったんだろうか)。

なんで創造表現学科といっしょかというと、あちらのリーダーとこちらの3回生のリーダーとが同郷だというつながりもあるんですが、あちらはモーションキャプチャを使ったCGアニメを作りたい、こちらも3DCGムービーを作っている、だったらコラボをしましょう、ということで、昨日がキックオフ・ミーティングだったのです。無形民俗文化財のデジタルアーカイブ化にモーションキャプチャを使うこともあるので、情報歴史学的にも関心が高いところであります。

以前考古学研究室とコラボレーションをしたときにやった発掘調査の復元CG作成など、学科内でコラボレーションをすることは結構ありますが、学科の枠を超えたこのようなコラボレーションはなかなか例がないかもしれない、と思ったりもします。成果が出るよう、がんばりましょう。

Monday, November 01, 2010

平安京右京二条八町―花園大学構内調査報告VII―


一昨年の考古学研究室による発掘調査が、報告書にまとまったようです。
  • 花園大学考古学研究室編『花園大学考古学研究報告 第15冊 平安京右京二条八町 ―花園大学構内調査報告VII―(附 平安京右京一条四坊一・二町)』(2010年3月)
情報歴史学研究室で作った復元CGもカラー図版で掲載されています。

Friday, October 22, 2010

ゼミ遠足2010秋@安土城跡

諸事情により、急遽、安土城跡へのゼミ遠足が企画された。10月19日(Bloggerがメンテナンスとかをしていたので、このブログは22日書いている)はやや曇りというところで、山登りにはいい天気であった(けっこう汗はかいたけど)。安土城城郭資料館で安土城の輪切りを見てから、駅前で自転車を借りていざ安土城址へ。

天主が乗っかっていた礎石。皆同じ大きさで、真ん中が欠けているのがやはり気になるところ。

石段の一部になっていた石仏。この時代には割と利用されていた石材。

いろいろ写真を撮ろうと思っていたのだが、あまりの大きさに撮る気が失せた (^_^;;

安土城の復元案に関する論争については、川村信三氏の「「史実」とは何か ―安土城天主(守)復元「論争」の顛末―」(『歴史家の散歩道』ぎょうせい、2008年)が有益だろう。


京都駅でちょこっと飲んで解散。

Wednesday, October 13, 2010

【ニコニコ動画】京町家ムービー脱落小物

町家復元CGを作る際に、没になった小物たちを供養 (^_^;; するためのムービーがアップされました。近日公開予定のムービー第3弾の予告編もあります。

Monday, October 11, 2010

「デジタル形式での歴史研究、その成果の発表場所を欠く」のは問題ですな

情報歴史学の学生だったらチェックしておきたい国立国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルでこんな記事を見つけました。
歴史研究者の多くが「デジタル形式での研究成果(例えば、インタラクティブな地図やオンラインデータベース等)の発表に挑戦したいと考えている」と記事中にあるように、アメリカは情報歴史学的な研究が日本とは比べものにならないくらい盛んですが、それでも発表の場所がないというのは大きな問題だと思います。

Sunday, October 03, 2010

Daisuki3Dに紹介記事が掲載

記者発表も終わり、町家3DCGについては一段落といったところですが(卒論もあるし)、Sketchup Proの日本の総代理店であるアルファコックス株式会社からの依頼もあり、以下のような紹介記事を書きました。
いろいろな角度からの画像と、ちょっとした解説(師が書きました)が掲載されています。