Sunday, December 23, 2007

デジタルアーカイブの「標準化」に向けて

東京でこんなイベントがあるそうです。

東京大学大学院情報学環・学際情報学府学際情報学専攻
21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
 第14回シンポジウム

デジタルアーカイブの「標準化」に向けて
〜次世代アーカイブとユビキタス技術が拓く未来〜

概要
 21世紀、人間社会のあらゆる場面においてデジタル化された情報
を活用するユビキタス情報社会へと向かおうとしています。そのた
めに必要な要素技術は着実に開発が進んでおり、様々な実証実験を
通じてその技術的な実現性が確かなものとなってきています。そし
て、ユビキタス情報社会基盤を活用した様々なサービス(ユビキタ
スサービス)が社会に普及し、私たちの日常生活を豊かにする日も
近づいております。また、携帯電話やICカードといった先行事例に
みられますようにユビキタスは強い革新性を持っており、単に便利
というだけでなく様々な分野において変革をもたらすものと考えら
れます。

 本シンポジウムでは、これまでのユビキタスサービスを俯瞰しつ
つ、ユビキタス情報社会基盤がもたらすサービスへのイノベーショ
ンについて議論したいと思います。そして、ユビキタスサービスが
社会に普及するための課題を探ります。

開催要項

日時
平成20年1月15日(火) 午後1:30 〜 午後6:00 (開場 午後0:00)

会場
東京大学 鉄門記念講堂
  (東京大学へのアクセス)
  http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
  (鉄門記念講堂(医学部教育研究棟)へのアクセス)
   http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html

プログラム

  受付開始  12:00(アーカイブデモタイム 12:00−13:30)
  開演    13:30
  開会挨拶(吉見俊哉) 13:30−13:40
  (東京大学大学院情報学環長)
  基調講演(坂村 健) 13:40−14:20
  (東京大学大学院情報学環副学環長・教授、
   東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
   拠点リーダー)

  報告(田良島哲) 14:20−15:05
  (独立行政法人 東京国立博物館)

 (休憩・アーカイブデモタイム  15:05−15:45)

  パネル討論      15:45−17:45
  (田良島哲・小川千代子・加茂竜一・杉本重雄・
   馬場章(コーディネータ))
   小川千代子(国際資料研究所)
   杉本重雄 (筑波大学)
   加茂竜一 (凸版印刷株式会社)
    コーディネータ:馬場章
    (東京大学大学院情報学環教授、東京大学21世紀COE
     「プロジェクトA」責任者)


  閉会挨拶(馬場 章) 17:50−18:00


主催
東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」

共催
凸版印刷株式会社

入場
無料

お申込み方法
定員:300名(先着順)
申し込み先:coe-symposium14@ubinsoc.org

 氏名・所属・連絡先をご記入の上、上記の電子メールアドレスで
お申し込みください。なお申し込みの受け付けのお返事はいたしま
せん。定員が超過しお断りする時のみご連絡いたします。
 お申し込みの時にご記入いただきました個人情報につきましては
、本シンポジウムの参加者管理の目的以外には使用いたしません。
 会場には駐車場はございませんので、車でのご来場はご遠慮くだ
さい。
 事前申し込みをしていない場合でも、当日シンポジウム会場に余
裕があれば参加していただけます。
 手話通訳や要約筆記等のサポートが必要な場合は、申し込み時に
お申し出ください。

Thursday, December 20, 2007

Saturday, December 15, 2007

「展示と来館者をつなぐ」ことの難しさ

みんぱくゼミナール 第355回「展示と来館者をつなぐ―みんぱくにおけるミュージアム・コミュニケーション」に、ゼミ生T君と参加する。開会に先立って、ゼミナールに10の倍数回出席した人を表彰していたのだが、120回出席していた人がいてビビる。月に1回として、10年近く来ておられるということになる。すげー。

それはともかくゼミナールであるが、興味深かった点を列挙しておくと、
  • 博物館に来る人は、必ずしも知的な学習を求めているわけではなく、人とのつながりを求める(デート? (^_^;;)/非日常的な体験を求める/自分探し等々のために来る人もいる。典拠はこれ:

  • 展示者の意図とは違うところで客が満足することもある=インタラクティブ・ミスコミュニケーション(橋本裕之「物質文化の研究」〔『民族学研究』62-2〕)
  • 展示される側からの異議申し立て→展示される側の展示作業への参加
    • 「展示と来館者をつなぐ」というタイトルの講演だったためか、「展示される側」の視点はちょっと曖昧だった気もする。
  • 展示する側(博物館や研究者)/展示される側/展示を見る側の三者がモノの価値づけ、解釈、記憶の付与に平等に参加できる場としての博物館。
    • もし「平等」を追求するのなら、博物館という価値づけのシステムの存在自体がある限り、展示する側と展示される/見る側との非対称はどんなに工夫しても解消されないように思う。それを隠蔽して(博物館を自明のものとして)「平等」を目指すより、博物館の権力性を可視化する方がいいような気がするが、いかがだろうか?
    • ちなみに、民族誌において似たようなことを目指している川村清志さんらのチームの活動は参考になるだろう(最近の成果だと、じんもんこん2007の岩谷洋史・川村清志・星野次郎・行木敬・大崎雅一・森下淳也「人類学研究支援環境DWB による調査資料の詳細化と客観化―部分と全体の視点を許容するDWB―」など)。情報歴史学研究室: 電子メディアを飼いならすも参照。
この講演を聴きながら頭に浮かべていたのはWikipediaやニコニコ動画など。T君と“ニコニコ展示”は可能か?可能だとしたらどうやってやるか?なんて議論をする。

ゼミナールの後、常設展示や企画展「世界を集める−研究者の選んだみんぱくコレクション」でPSPを使った閲覧支援システムを体験する。常設展示における「動画も見られる音声ガイドの拡張版」としてのPSPはなかなかよいと思ったが、企画展の方のPSPは正直、必要性を感じられなかった。情報歴史学コースでも携帯電話を使った閲覧支援システムを作った時があるし、今度はiPod touchを使って作ってみようかな、なんて考えていたのだが、改めて難しさを痛感する。

帰りしな、珍しく?黒山の人だかりができていたので、何だろうと思ったら万博記念公園では今日からライトアップらしい。

Saturday, December 08, 2007

第12回情報知識学フォーラム:簡単なレポート

情報歴史学研究室: 2007年度 第12回情報知識学フォーラム 〜情報の発掘と再生〜に行ってきたので、簡単な報告…と言っても、昼まで大学で用事があったので、聞けたのは2番目の五島さんの発表の途中から。

朽津信明「蘇る古墳壁画の世界—装飾古墳のデジタルコンテンツ化—」

上に書いた通り聞けず(3DCGを使うものらしい)。すまん、つっちー。論文は今度のゼミに持って行くので許してね。

五島敏芳「アーカイブズ情報の電子化・保存と共有化動向」

この発表については途中からだったということもあるし、五島さんの発表は歴博の共同研究班などで何度か聞いていたりもするのでここでは書かない。

ただ、彼が最近ひっぱりだこの人であることについては指摘しておきたい。最近、「デジタル・アーカイブ」という言葉をよく耳にするが、アーカイブの本来の「(公)文書の(永久)保存」という意味でのデジタル・アーカイブは驚く程少ない。不思議なことに我が国では、文化財のデジタル化という程度の意味で「デジタル・アーカイブ」という言葉を使ってしまっている(私も、あまり使いたくはないが、そういう用法で使うことがある)。五島さんは、本来的な意味でのデジタル・アーカイブについて語れる数少ない人だったりするので、ひっぱりだこなのである。

江草由佳「戦前期教科書の電子化・保存とその応用」

「電子化・保存」の話はなつかしい感じ(マイクロフィルム+PDF)。むしろ、その前段階で概説された研究対象(資料)としての教科書の話はおもしろかった。資料としての教科書の価値は、レアだから価値があるという文化財的なものではなく、ある世代のほとんどの人が目にしているという圧倒的な普及率を誇るメディアであるという点であるとのこと。確かにそうだ。

あと、個人的には、サンプルとして回覧された満州国の教科書にあったモンゴル相撲の記事が気になった (^_^;;

矢野環「古典籍からの情報発掘—再生そして生命誌、ネットワーク—」

一番楽しみにしていた発表。バイオ・インフォマティクスなどで使われる数理モデルを文献学に応用したり、茶人の人間関係をグラフ・ネットワークとして分析する、というもの。意外に思われるかもしれないが、DNAはGCATの四文字で書かれたテキストなので、テキスト・データベースの技術(全文検索とか)がそのまま応用されているし、写本を比較して伝写系統を分析するみたいなことと同じようなことも行われており、そのためのツールもたくさん公開されている。文献史学の史料批判などにも充分応用可能な方法なのである。

休憩時間に矢野先生とちょっと議論したのだが、数理的なモデルで出てきた結果をどう評価し、解釈するかについては、はっきりとした方法は見出されていない。今後、考えていきたいところ。

田良島哲「文化財情報の発掘と再生—「モノ」と「テキスト」のはざまで—」

文書がどのようにして「古文書」になり、後に研究者が「史料」として見出して、場合によっては国宝などになったりするのかを概説した上で、史資料のデジタル化には各分野(文献史学、書誌学、古文書学、考古学etc...)の方法論に基づいた「見る目」の共有が必要なのではないか、と問題提起。

方法論の(コンピュータを考慮した)共有には、方法論の形式化ないし記述が必要なわけだが(上の矢野先生が使っている数理モデルは、文献学の一部を数学的に形式化したものとも言える)、これが一筋縄ではいかないですよねー、という議論を、会終了後、ほんの短い時間ではあったが田良島さんとすることができた(文書などの材質に関しては、客観的な記述が非常に難しいらしい)。

こういう議論ができるのが、ライブで発表を聞く醍醐味である。遅刻しちゃったけど、行ってよかった。

Wednesday, December 05, 2007

「漢字文化三千年」 国際シンポジウム

情報歴史学研究室: 12月の関連イベントに追加情報。以下のイベントが京大で行われるようです。

漢字文化の全き繼承と發展のために
京都大學21世紀COE 東アジア世界の人文情報學研究教育據

「漢字文化三千年」 国際シンポジウム

セッション一:漢字と情報学—新しい世界へ
プログラム
  京都大学 国際交流ホール
  14:00 ~ 17:00
  • 「仏教学文献研究におけるコラボレーションの可能性と問題点について」
    永崎研宣(山口県立大学)
  • 「「心」の問題 − 文学研究のための資料をめぐる一考察 −」
    明星聖子(埼玉大学)
  • 「A scheme of Chinese conceptual schemes: the Thesaurus Linguae Sericae」
    Christoph Harbsmeier (何莫邪)(オスロ大学・北京大学)
  • 「唐代研究ナレッジベースからの教訓」
    ウィッテルン クリスティアン (京都大学)

Wednesday, November 28, 2007

構築主義の入門書

今週火曜日の3回生ゼミで赤間亮・川村清志・後藤真・野村英登・師茂樹「人文科学にとっての“デジタルアーカイブ”」(『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集』、IPSJ Symposium Series Vol. 2004, No. 17、2004年12月)の私の「問題提起」を読んでいる際、構築主義について簡単に説明した(デジタルアーカイブの主な対象になる「古典」とか「名作」というものは、作品そのものに原因がある(=本質主義)のではなくて、社会的に構築されたものである、というような文脈)。

そこで紹介した構築主義の入門書をあげておこう:

Thursday, November 22, 2007

Canvas使えるかも

HTMLの次期バージョン「HTML 5」というのが開発中である。
その中にcanvasというタグがあって、これの表現力がけっこうすごい。下にあげたようなやつがぐりぐり動く(対応ブラウザはFirefox、Safari、IE。IEはプラグインがいるらしい)。



Web上で図や3Dを表示するのはいろいろあったけど、これだけのことができて、しかもGoogle大将軍が肩入れしているとなると、かなり有望かもしれない。

Tuesday, November 20, 2007

12月の関連イベント

ちょっと間が空いてしまいました。12月の情報歴史学関連イベントをリストアップします。12月は毎年、イベントラッシュですが、今年は関東によってますね。

なお、3回生はどれか(関連するものであれば、下記以外のイベントでも可)に参加してレポートを書いてもらうことになります。

Monday, October 15, 2007

Sunday, September 02, 2007

Friday, August 31, 2007

お隣さん

新校舎の建設に伴う発掘調査が始まり、調査を担当する考古学研究室のブログが始まりました。
そのうち情報歴史学研究室も、三次元写真測量などで参戦したいと思いますので、乞うご期待?

Monday, August 20, 2007

【イベント】東京国立博物館「博物館情報学研究会」

こんな案内を頂きました(以前のポストも参照)。

東京国立博物館「博物館情報学研究会」のご案内

東京国立博物館では「博物館情報学の構築」を研究課題の一つとして調査研究を進めていますが、このたび「博物館業務と所蔵品データベース」をテーマに、下記の要領で公開研究会を開催いたします。残暑厳しい折ですが、多くの方のご参加をいただければ幸いに存じます。
日時
2007年8月29日(水)13:30から16:30まで(会場受付は13:00から)
会場
東京国立博物館 平成館小講堂(ご来館の道順は当館ウェブサイトからごらんください)
報告者
  • 横溝廣子 氏(東京藝術大学大学美術館 准教授)
  • 井上卓朗 氏(日本郵政公社郵政資料館 資料専門員)
  • 村田良二(東京国立博物館情報課 研究員)
各機関の所蔵品データベースの構築と利用に関する報告と、全体的な意見交換を行います。
参加お申し込み
参加をご希望の方は、(1)ご氏名 (2)ご連絡先(メールアドレスまたは電話番号) (3)おさしつかえなければ勤務先、在学校名等のご所属 をお知らせください。

宛先:
電子メール joho0829@cr.tnm.jp(半角英数字)
ファクシミリ 03-3822-8502
郵便:〒110-8712 台東区上野公園13-9 東京国立博物館情報課情報管理室
※受信したお名前、メールアドレス等の個人情報は、今後当館の研究会等の催しのご案内に利用させていただくことがございます。

【イベント】Historical Maps and GIS

名古屋大学環境学研究科が主催する“International Symposium on Historical Maps and GIS”と、人文地理学会・歴史地理研究部会の第108回研究会との共催とのことです。
  • 日時:8月23〜24日
  • 会場:名古屋大学東山キャンパス文系総合館7Fカンファレンスルーム
プログラムはこちら(PDF)。

しかし最近、研究会とかのサイトはブログかWikiが主流みたいになってきてるなぁ。

【イベント】歴史知識学の創成

こんなイベントの案内を頂きましたので、こちらでもお報せします。

歴史知識学の創成 科学史・文化史研究と歴史知識学

2007年9月15日(土)13:00~17:00 東京大学文学部215番教室
  • 基調報告
    • 石川徹也(史料編纂所・前近代日本史情報国際センター・教授)「歴史知識学の創成を目指して」
    • 佐藤賢一(電気通信大学・准教授)「『明治前日本科学史』と科学史研究のその後」
    • 末柄豊(史料編纂所中世史料部・准教授)「『大日本史料』における学芸史料」
    • 相田満(国文学研究資料館・助教)「『古事類苑』と和漢古典学オントロジ」
  • 研究報告
    • 「『明治前日本科学史』の検索システム構築-歴史情報を対象とする「知識の構造化」の具現例-」(史料編纂所・大日本印刷(株)共同研究プロジェクト)
    • 「『明治前日本科学史』を対象とする”日本の科学・技術者人物情報”抽出システム-明治前日本科学・技術者人物DB構築を目指して-」(史料編纂所・NTTデータ(株)共同研究プロジェクト)
詳しくはこちら(PDF)。

Tuesday, June 26, 2007

[ニュース] 3次元の古代ローマをフライスルー

WIRED VISION / 3次元の古代ローマをフライスルーなんてニュースがあったのでご紹介。

街をまるまるデジタル化したというだけでもなかなか興味深い記事だけど、それ以外でも、
Frischer所長はこの3次元モデルを、ローマ研究者たちがオンラインフォーラムとして利用できる「修正可能な『Wiki』」にしたいと考えている。
という部分には注目したい。市街ひとつをまるまるデジタル化するだけでなく、それを不特定多数の人がいじれるというのだ。この手の「よってたかって」何かをしようというプロジェクトは常に、異説をどうするか、複数の説を許容する場合のビューはどうするか、などの問題を抱える。このプロジェクトがどうなるのか、注目したい。

Wednesday, June 06, 2007

ゼミ旅行2007 in 天橋立

6月5日、3回生、4回生ゼミ合同で天橋立にゼミ旅行に行くことに。総勢17名(田中先生、2回生2名も参加)でにぎやかな感じである。

天橋立は世界文化遺産を目指しているらしい(→京都新聞電子版: 天橋立の国内暫定リスト追加申請へ 世界遺産検討委)。ちなみに3月まで花園大学に居られた山田邦和先生は、世界遺産検討委委員の一人らしい(→平安京閑話: 天橋立を世界遺産に!、の巻)。山田先生の話では、この会議に美術史ゼミの福島先生の書かれた本?が資料として出ていたらしい(福島先生は「天橋立図」で有名な雪舟の専門家)。なにげに花大に関係者が多い話題だったりする。それはともかく、情報歴史学はデジタル・アーカイブなどで文化財行政とつながっているが、今回のこのニュースは国内外の文化財行政に関して思いを巡らす良いきっかけである。

幸い天気にも恵まれ、渋滞もなく、最初の目的地である丹後国分寺跡と京都府立丹後郷土資料館へ到着。国分寺跡は、基壇跡だけが往時を偲ばせるものの、基本的には草ぼうぼうのありがちな更地なのだが (^_^;; 土地が割と斜面なのが興味深かった。個人的には、奈良仏教萌えということで、写真をとりまくる。

郷土資料館の常設展示は小規模(花園大学歴史博物館・第2展示室よりちょっと広いぐらい?)、民俗関係の資料が割とたくさん展示されていて、田中先生の解説に耳を傾ける。近くに民家も保存されていて、部屋に上がったり民具に触れたりできるのが、今時の展示って感じである(ハンズオンってやつですな)。展示について考えるのは、情報歴史学研究室: アートの大切さや情報歴史学研究室: 子ども文化教室でも書いたように、情報歴史学的に重要なテーマの一つである。ここに限ったことではないが、博物館・美術館の展示を観るのは、いろいろな面で勉強になるのである。

その後、天橋立の北側、籠神社(籠神社 - Wikipedia)へ。ここから各自自由行動で、1時間半後に天橋立の南側(智恩寺)に集合というシナリオである。とりあえず目の前に神社があるということで、皆でお参り。ちょうど茅の輪くぐり(茅の輪 - Google 検索)をやっていたので、皆でくぐる。

ちょっと脱線するが、神社の参拝の作法とかも、皆、意外に知らないんだねー。最近、細木数子氏が神社の参拝の仕方に異議を唱えたことについて、神社界から大きな批判を浴びたりしたけど(西野神社 社務日誌 - 二拝二拍手一拝という作法はとても勉強になる)、京都の大学の史学科の学生としては、そういうのも勉強しておいてもらいたいものである。

さてその後はいくつかのグループに分かれて、天橋立を観光。私のグループは砂浜をぶらぶら歩きながら、海に入ったり(したのは私ともう一人だけ (^_^;;)、木陰でご飯を食べたりしたのだが、けっこう強い日差しで、両腕は真っ赤に日焼けしてしまった。海はとてもきれいであった。

歩きながら、上に書いた世界遺産のことなど、「漁業をやってる人への影響は?」とか「海水浴場のままで、文化遺産にできるのかね?」とか言いながら、学生たちと議論する。実家では魚取りがどーのとか、しょーもない話をしながら、親睦を深めるのもまた旅行の目的の一つ。集合場所の智恩寺(ちなみに花園大学と縁の深い臨済宗・妙心寺派)は、小さいお寺ながら中世〜近世ぐらいのおもしろいものがたくさんあった。

Monday, June 04, 2007

ARCADIA解禁!

考古学の高橋先生から教えていただきました。
「千葉県における古墳時代中期関連の資料を中心にデータを収録しています」とありますが、よくある目録データベースではなく、研究文献全文データベースです。検索してみれば(例えば「鬼高」とかで)わかりますけどかなり膨大な量のデータが入っています。

しかも、GIS情報と結びついていて、地理的に近い遺跡や、Google Mapsと連携した周辺地図表示機能がまたすばらしい。

Sunday, May 13, 2007

情報処理学会・第74回人文科学とコンピュータ研究会発表会

言わずと知れた(知ってるよね? (^_^;;)人文科学とコンピュータ研究会の例会である。
5月25日(金)、龍谷大学瀬田学舎での開催なので、都合がつく情報歴史学コースの学生は、できるだけ参加すること。最新の成果に触れることで(その場では全然わけがわからなくても)必ず力になるのだ。

情報知識学会・第15回年次大会

東京での開催だが、情報歴史学関連の発表もいくつかあるので、紹介しておこう。
プログラム
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2007年5月25日(金)
12:30 受付開始
13:00〜13:50 総会
14:00〜15:40 一般発表(1)
  1 レファレンスデータに対するNDCの自動付与
○原田 隆史(慶應義塾大学), 江藤 正己(慶應義塾大学大学院),
大西美奈子(NRIネットワークコミュニケーションズ)
2. 引用論文における引用箇所間の近さをとらえる尺度
江藤 正己(慶應義塾大学大学院)
3 SRU/SRWを用いた教育図書館資料の書誌検索システムの構築
○江草 由佳(国立教育政策研究所),
高久 雅生(情報・システム研究機構 新領域融合研究センター)
4. 著者とキーワードの関連性に着目した研究領域ブラウジングシステムの試作
○レボウィッツ 紀子(筑波大学大学院), 松村 敦, 宇陀 則彦(筑波大学)
15:50〜17:30 シンポジウム「Web2.0時代の情報システム」
パネリスト : 岡本 真(Academic Resource Guide)
兼宗 進(一橋大学情報処理センター)
    (終了後、外部の別会場で懇親会開催を検討中です)

2007年 5月26日(土)
9:20〜10:35 一般発表(2)
5. 営みのLatticeの構造化とアブダクション
福永 征夫(アブダクション研究会)
6. 音楽著作権についての歴史的研究 〜革命期から19世紀のフランスを
    中心に〜
石井 大輔(筑波大学大学院)
7. 科学技術文献の解析・可視化における辞書の活用について
○甲田 彰, 坂内 悟(科学技術振興機構)
10:50〜12:05 一般発表(3)
8. ユーザの Web 閲覧履歴を用いた検索支援システム
○堀 幸雄(香川大学), 今井 慈朗(香川大学), 中山 堯(神奈川大学)
9. 古典籍説明文からのドメイン知識の抽出
○長塚 隆(鶴見大学), 神門 典子(国立情報学研究所)
10. 人文研究を支援するデータベースシステム-聖教検索および系図表示-
○朴明 哲(和歌山大学大学院), 森本 雅史, 立花 純児,
    村川 猛彦(和歌山大学),宇都宮 啓吾(大阪大谷大学), 中川 優(和歌山大学)
13:30〜14:10 論文賞表彰式 および 論文賞記念講演
14:15〜15:05 一般発表(4)
11. 科研費による研究助成の効果に関する調査
○柿沼 澄男, 西澤 正己, 孫 媛, 根岸 正光(国立情報学研究所)
12. キーワード分析による科研費におけるゲノムおよびナノテクノロジー
    関連研究の動向調査
○西澤 正己, 孫 媛(国立情報学研究所)
15:20〜16:35 一般発表(5)
13. 日本発行の科学技術雑誌数の分析
時実 象一(愛知大学)
14. 文化資源オントロジの構築とその活用
研谷 紀夫(東京大学大学院), 馬場章(東京大学)
15. ターミノロジー論における階層関係の概念について
山本 昭(愛知大学)
  • シンポジウム「Web2.0時代の情報システム」のパネリストである岡本さんは、大学などが公開しているデジタルコンテンツ、デジタルアーカイブについて調べる時には欠かせないAcademic Resource Guideの編集人。メーリングリストには今すぐ登録せよ(ブログのRSSとかを何かに登録してもいいけど)。下の本も有益:
  • 6の話は、古典テキストの校訂を著作物と認めるかどうか、という論点につながりそうなので興味深い。石岡克俊「音楽/楽譜の校訂と著作権法(前編) 校訂権とその周辺(その二)」(『漢字文献情報処理研究』7)参照。
  • 9、10、14は情報歴史学系の発表。特に10は、3回生ゼミでこの間読んだ系図のデジタル化の問題の続きなので、要注目。
  • 15の「ターミノロジー」とは、専門用語学とでも訳すことができるものだが、データベースでキーワード検索などの機能を開発する際、必ずドツボにはまるのがキーワード間の関係をどうやって記述するか、ということ。この問題に取り組んでいるのがターミノロジー。下記文献参照:
ということで、なかなか興味深い発表が多いのである。

Wednesday, April 25, 2007

mixiにコミュを作りました

mixiに「情報歴史学コース」コミュを作りました。
mixiのIDが欲しい人は招待状を送るので、連絡して下さい(入会したら携帯電話でもできるけど、登録にはパソコンのメールアドレスが必要なので注意)。